公務員試験の面接は、面接官をうならせるような立派すぎる回答ができなくても、自分の言葉を使って普通に受け答えできれば十分に合格します。
ただ、本番での緊張であったり、面接に対する苦手意識や、コミュニケーション能力への自信のなさで悩んでいる方も多いと思います。
この記事を読んで面接に合格する人の特徴を知り、その真似をすれば、コミュニケーション能力に自信が無くても、十分合格できます。
公務員試験講師歴5年合格実績多数の筆者が、合格する人の特徴を具体的にお伝えしますので、面接試験対策で是非活用してください。

①一度に話す時間が短い
合格者が、面接で一度に話す時間は30秒から1分程度であることが多いでです。。
一分以上話すと面接官から話が長いと思われ、落ちる原因となります。
面接用の想定回答ができたら、ご自身でも何秒程度になるのか一度計ってみると良いでしょう。
特に志望動機や自己PRですべてを話す人がいますが、話が長くなるのでおすすめしません。
言いたいことを全て話せなかったとしても、そもそも面接官が話の続きが気になれば質問をされるので、
簡潔に答えて→質問を待つ
というほうが良いでしょう。
この、面接官からの質問に答え、話の続きを質問され、それに答え、の繰り返しが面接での会話のキャッチボールとなり、コミュニケーションということになりますので、焦らず落ち着いて話しましょう。

1分間で人が話せる文字数は約300字程度と言われています。
そのため、想定回答は30秒から1分で答えられるような文量(150文字から300文字以内)にすると良いでしょう。
正直1分でも、面接官からすると「長いな」と思われることが多いので、理想は30秒から45秒ほどかと思います。
②面接官が聞いていることに的確に回答する
面接官の質問の意図を理解せず発言してしまうと、
面接官が求めている発言ができなくなるので、悪い印象につながってしまいます。
例えば、あなたも長所は何ですか?と質問されているのに、自己PRを話し始めると、面接官が聞いていることと違うことを話していることになりますので気をつけましょう。
緊張していると自分の覚えた原稿を話すことばかりに意識が向きがちですが、自分の覚えたことを話すよりまずは、相手の質問をしっかり聞くことのほうが大切です。
緊張していても「自己PRを聞かれているのか」「長所を聞かれているのか」はしっかりと区別できるようにしましょう。
③前の会社の悪口は絶対言わない。(特に給与面や処遇面)

前の会社の悪口を言うと、面接官に「しっかりとした志望動機が書いてあるが、結局は転職したいだけで、公務員と言う安定性に魅かれているだけではないか」と思われてしまいます。
せっかく良い志望動機を書いていても、意地悪な質問をされる恐れがあります。
(NG例)
○○の代理店というのが、既存のお客様の満足度より、新規契約台数の数字を見られます。上層部から店舗スタッフ全員に新規の○○を契約するように指示があったり、お客様のことより数字を優先した営業スタイルであったため、転職を決めました。
現職を退職する理由に関して面接で聞かれた際には、給与面や処遇面での理由は伏せましょう。
採用する側もやる気や能力のある人が欲しいので、給与面や待遇を気にする人は避けられる傾向にあるからです。
退職を考えるきっかけも、転職先候補である受験先であれば自身のやりたいことと能力が活かせると考えたため、という方向性が無難です。
④面接カード(エントリーシート)が読みやすい。

④-1 文字の大きさは大きめに
面接カード(エントリーシート)は書いておしまいではなく、それを元に面接が行われるため、面接で自分が答えやすいようにする必要があります。
デジタル化が進んだこの時代でも、面接カードやエントリーシートを手書きで書くように指定する受験先は一定数存在します。
面接カードの記載欄は小さかったり、書けるスペースが少ないことが多いので、自分の伝えたいことをすべて書こうとして、とても小さい字でびっしり書く受験生が少なくありません。
それを読む面接官からすると、読みにくくて面接開始前からストレスを感じてしまいますし、その悪い心象が面接に響く可能性も十分あります。
④-2 内容は簡潔に
記載欄が小さい場合、自分の伝えたいことの全てを面接カードに書くのは難しいので、面接官にアピールしたいことを、かなり簡潔に書くと良いでしょう。
簡潔すぎるくらいでちょうど良いと思ってください。
書きたいことを全て話せなかったとしても、そもそも面接官が気になれば質問をされるので、詳しくは質問されたら話せば大丈夫です。
また、面接カードをもとに質問をされるので、面接官の質問が予測しやすいような書き方をする必要があります。
そのため、それらの点を意識して、きれいな文章にするだけでなく面接も有利に進みやすいような(意地悪な質問をされにくいような)内容で書く必要があります。

⑤まとめ
面接カード(エントリーシート)の書き方で悩んでいる方は、公務員試験に特化したプロの添削サービスを受けた方が合格に近道となります。
面接カード(エントリーシート)はじっくり取り組む必要があるため、時間がない方や、自分では上手く考えられない方向けに、オンラインでプロが一緒に作成を行うサービスがあります。
下記プロフィール欄のURL先の添削サービスでは、プロが一緒に作成を行うサービスだけでなく、その方に合った合格可能性アップのコツもお伝えしていますので是非ご検討ください。


著者 元国家公務員mihir0
【経歴】
某旧帝大教育学部卒業後、地方公務員として市役所にて福祉関係の部署で勤務。その後国家公務員試験に合格し、総務課(局長の秘書業務)、人事担当の部署での勤務経験があります。地方・国家合わせて公務員歴は約10年。
現在は退職し、法律関係の仕事をしながら公務員試験プロ講師として稼働中。
公務員試験小論文・ES等の添削歴は5年以上、累計700件以上の販売実績があり、サービス利用者の方から、毎年多数の合格報告をいただいています。
[プロフィール詳細・顧客評価等はこちら↓]
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