【質問リストあり】人事院面接の対策術 

公務員試験

「人事院面接で実際に聞かれた質問リスト」も公開!

国家公務員試験では学力試験である一次試験を通過すると、二次試験(面接試験)があります。

この面接試験は人事院主催で行われるため、人事院面接とも言われたりします。

「人事院面接対策って具体的に何をすれば良いの?」

「人事院面接って何が聞かれるの」

と思っている方のために、

具体的な面接対策や人事院面接を受けた方にヒアリングして作成した「実際に聞かれた質問リスト」について、説明していきます。

筆者は国家公務員としての勤務経験があります。

そのため、もちろん人事院面接も受けて合格していますし、国家公務員では人事経験もあります。

現在は退職し、公務員を目指す方向けの面接カード、小論文の添削講師として稼働しています。

今回は私自身や、私の過去の生徒さんがやってみて効果があった対策、及び、人事経験よりこれはやったほうが合格率が上がる対策を紹介しますので、面接対策に活かして合格率アップにつなげましょう!

①人事院面接の実態

①-1面接官は3人

 人事院面接では、受験者が多数いるため人事院職員だけでは面接官が足りません。

そのため人事院面接では各官庁の人事から面接官役の職員(大体人事係長か、人事課長補佐)を集めて、各部屋に3人ずつ配置しています。

その3人の面接官は違う官庁の職員で構成されています。

志望官庁を面接カードに書く場合がありますが、面接官役の職員が志望官庁の職員である可能性も十分にあるため、志望官庁での仕事内容などはしっかりと把握しておく必要があります。

①-2 面接時間は約15分

 人事院面接では、受験者が多数いるため一人当たりの面接時間は15分と短めです。

官庁訪問の面接だと面接が盛り上がったりすると面接時間が延長することがありますが、人事院面接では面接官側もタイムスケジュールごとに動かないといけないため、延長することはよっぽどありません。

 そのため、下記の「実際に人事院面接で聞かれた質問リスト」に記載の定型文的な質問だけで面接が終わることも多いです

過去の受験生の話だと、深堀が少なく淡白な面接だった、という意見が多かったです。

①-3 面接試験前後(待合室)の様子

面接試験の受験表に集合時間と集合場所が書かれているので、まずは集合場所に向かいます。

集合場所では大部屋に受験生が一堂に集められて、順番に面接を受けていきます。

試験会場まで行かないと自分の順番が何番目かは分かりません。

面接の順番が一番であれば面接終了後すぐに帰れますが、一番最後に面接を受けるとそれまで待ち時間が長いので帰るのが17時ごろになるそうです。

集合時間は12時半のケースが多いそうなので、面接の順番が一番最後である場合も想定して、時間をつぶす用の本などを持ってくることをおススメします。   

②対策1 面接カード作成に力を入れる

②-1 志望先研究

人事院面接では深堀が少ないとはいえ、志望官庁を聞かれるので、志望官庁の研究は必須です。

志望官庁の業務内容

志望官庁ではどのような部署があるのか、

どの部署でどのような仕事がしたいのか

は少なくとも答えられるようにしておく必要があります。

深堀されたときのために「自分の強みやスキルをどのような仕事で、どのように活かすか」まで回答を考えておくと完璧でしょう。

②-2 言いたいことはすべて書かない

人事院面接の面接カードは枠が狭いので(各設問1行から3行程度しか書けません)、志望動機や自己PRなどは言いたいことがすべて書けないケースが多いと思います。

結論から言うと、言いたいことはすべて書かなくてOKです。ただし、概要は分かるようにキーワードをちりばめておくなどの工夫は必要です。

面接官は面接で受験者とコミュニケーションがしたいので、コミュニケーションをさせてあげる必要があります。

面接でのコミュニケーションとは、受験者が面接官からの質問に答え、話の続きを質問され、それに答え、の繰り返しを言います。

面接での会話のキャッチボールとなり、コミュニケーションとなります。

そのため、面接カードでは、あえて肝心なところ(留学したエピソードなら、なぜその国に留学しようと思ったのかなど目的)をぼかしたり、あえて書かないなど面接官が質問する余地を残してあげるのが賢明です。

面接官が質問する余地が全くない面接カードだと、面接官も質問をひねり出すことになるので、変な質問ばかりされる可能性が高くなってしまいます。

③対策2 面接では一度に沢山話さない

 面接官が評価時に見ているポイントの一つとして「聞かれたことに簡潔に答えられているかどうか」があります。

 面接官からの質問に対し、1分を超えて話してしまうと面接官から「話が長い」と思われます。

面接官から「話が長い」と思われると「聞かれたことに簡潔に答えられているかどうか」の評価が低くなり、合格から遠ざかってしまいます。

そのため、面接官からの質問は基本は30秒以内、長くても1分以内で回答するようにしましょう。

 

④対策3 「人事院面接で実際に聞かれた質問リスト」を活用する

おまたせしました!

「人事院面接で実際に聞かれた質問リスト」を公開します。

既卒職歴あり(2年)の方が人事院面接で実際に聞かれた質問をまとめたものです。

面接時間が15分と短いので質問数は10問弱となっています。

質問リストを分析すると、面接時間が短いので決まりきった質問が多く、そこまで深堀はされないと思われます。

実際に聞かれた質問

①なぜ現職の職場で働こうと思ったか

②現職で苦労したこと

③それをどう乗り越えたか

④なぜ国家公務員を目指したのか

⑤志望動機

⑥志望官庁

⑦志望官庁の○○にて具体的にどのような業務がしたいのか

⑧学生時代の留学で頑張ったこと

⑨どのような目的で留学に行ったのか

特に以下の質問は定型質問(すべての受験生に聞いていると思われる)であるため必ず対策をしておきましょう。

④なぜ国家公務員を目指したのか

⑤志望動機

⑥志望官庁

⑦志望官庁の○○にて具体的にどのような業務がしたいのか

⑤第三者の力を借りるのも有効

自分一人では、面接カードが上手く書けないという方は、プロによる面接カードやエントリーシートの添削を通じて、事前に土俵をしっかりと築くのが効果的です。

面接対策を進めるうちに、自分が作った想定質問(特に深堀質問)や想定解答が正しいのかどうか、など悩みのタネが続々と出てくる場合もあります。

もし悩んだら、精神的な面やタイパの面からも、悩み続けるより、合格実績のあるプロの力を借りることをおススメします。

特に、面接カードの出来不出来は、面接の合否に直結するため、面接カードだけでも、プロの添削を受けたほうが、合格に確実に近づきます。

下記プロフィール欄にあるURL先では、小論文やエントリーシートの添削を通じ合格可能性の高い答案作成を行っています。ぜひ検討してみてください。

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