民間から公務員 転職のコツ

公務員試験

「新卒ではないが公務員に就職したい」

「30代、40代だけど公務員に転職できるのかな」

と思ったことはありませんか?

結論からいうと「もちろん可能です」が、ある程度の準備は必要です。

今回はそのような準備も含め、民間から公務員に転職するためのコツをお伝えしていきます。

このコツさえ掴めば、公務員への転職は決して難しくありません。

私は、地方公務員として勤務した後、国家公務員に合格したため、社会人として公務員への転職を成功させています。

以下を実践してもらえれば、忙しい社会人の方でも十分公務員試験に合格可能ですので、ぜひ活用してください。

①社会人経験者採用枠を利用する

公務員試験には、一般受験枠と社会人経験者採用枠の2種類があります。

一般受験枠は主に30才未満を対象として行われる、難しい学力試験が必須の受験枠です。

しかし「社会人経験者採用枠」は民間企業勤務経験者を対象としているため、年齢の制限が「45才以下」「60才以下」などと受験できる年齢がとても広いです。

転職を考えている方からすると「60才以下」はほぼ年齢制限がないのと同じかと思います。

「社会人経験者採用」を実施してる自治体や官庁は年々増えており、今では多くの自治体や官庁が「社会人経験者採用」を実施しています。

受けたい自治体が決まっているのであれば、定期的に「社会人経験者採用」を見ることをおすすめします。

今年の「社会人経験者採用」の情報が乗っていなかった場合、去年の「社会人経験者採用」の情報が乗っていることが多いので、そちらの情報を見ると今年の応募時期や提出書類の把握に役立ちます。

②倍率が高くても、正しく対策すれば合格できる。

社会人経験者枠での採用は常時求人があるわけではないためと、学力試験がないので、倍率が高くなりやすいです。

提出書類は、履歴書、職務経歴書、エントリーシート、小論文が必須で、これらを通過した人が面接試験に進む流れが多いです。

小論文は、事前にお題が公表されていて、自宅にて自分で書いて提出する自治体もあれば、試験会場に行ってその場でお題が発表され、その場で小論文を書いて提出する(ザ・試験って感じのスタイル)自治体もあります。

前者のスタイル(事前提出型)であれば、自分で自治体のホームページ等を調べながら書くことができます。

後者のスタイル(試験当日作成型)だと、試験本番で制限時間内に問題文に合った的確な回答を作成できるよう練習する必要があるため、前者よりは対策が必要です。

後者のスタイル(試験当日作成型)の対策の具体例を紹介すると、過去問や類題をネットで検索し、そのお題についてまずは自分で書いてみる(最初は時間は計らない)→それを繰り返し、最終的には制限時間内で制限文字数を書ききることができるようにする、という練習が効果的です。

後者のスタイル(試験当日作成型)だと対策が必要な分大変ですが、対策をしているライバルは少ない(大半がぶっつけ本番で試験会場にやって来ます)ため、対策をすれば合格可能性は爆上がりしますので、対策してよかったと感じられる方が大半です。

「社会人経験者採用」の小論文のお題(テーマ)は「ご自身のこれまでの職務経歴を○○市の業務にどのようにいかすことができるのか。1200字以内で述べよ。」みたいな内容が多いです。一部の自治体だと、新卒試験と同様のテーマ(例:少子高齢化、市民との協同など)が出題されることもあります。

小論文の書き方に悩まれたら、下記のブログで小論文の書き方について紹介していますのでよければ参考にしてください。

③書いた提出書類・小論文を第三者に見てもらおう

社会人の方だと小論文について書いたことがない方が多く、「どのように書いたら良いのか」と悩まれる方、小論文を書いたけど、問題文に的確に答えられていないため合格できなさそうな答案になっている方を見ることがとても多いです。

エントリーシート等も同様です。

エントリーシート等の提出書類のみをもって一次試験とし、一次試験通過者のみ面接に進む、という自治体が多いため、特に志望動機・小論文は他の受験者(ライバル)に負けないようなクオリティで書かないと、面接すらできず落とされてしまいます。

自信のない方はもちろん、自信のある方も一度、完成した提出書類を家族や友達などの第三者に見てもらうことをおすすめします。

第三者に見てもらうと、意外と、文脈が通っていなかったり、何を伝えたいのかわからない答案になっているなど、自分一人では気づけなかった欠点に気づく方が多いです。

試験当日作成型だと、まずは自分で書いてみる(最初は時間は計らない)→書いたものを第三者に見てもらう→第三者からの指摘をもとに、最終的には制限時間内で制限文字数を書ききることができるようにする、という流れがおすすめです。

一人でいくつものお題を書いてばかりいても、自分の欠点や癖に気づけず直らないからです。

プロによる添削サービスというのもここ数年急激に増えており、多数の方が利用されているので、このようなサービスの利用もおすすめです。

④転職サイト、転職エージェントは不要

たまに、転職サイトに社会人経験者枠の求人を載せている自治体や官庁があります。転職サイトに求人を載せているくらいなので、当然自治体公式HPにも求人をのせています。

ただ、転職サイトを良く見ると、提出すべき書類や試験日等の情報は公式HPに載っている情報と同じですし、公式HPに載っている情報と同じ提出先に提出書類を郵送してください、というケースがほとんどです。

(まれに、転職サイトのエントリーボタンからエントリーするように指示がある官庁もあります)

そのような場合だと、転職サイトを経由しないので、公式HPの情報をもとに提出する場合と何ら変わりません。

地方公務員と国家公務員両方経験してきましたが、私の知る限り、転職エージェント枠を設けている自治体・官庁はありません。一般の試験や、経験者採用試験を通過していない人を採用することになってしまうため、問題になるからです。

転職エージェントを使ったとしても、結局は経験者採用試験を受けることになります。

エージェントは一般企業には詳しいですが、独特の対策が必要な公務員試験に詳しい人はあまりいないので、対策が必要な公務員試験においては、あまり使う意味がないかと思われます。

広く浅いエージェントのサービスを受けるより、公務員試験に特化したプロの添削サービスを受けた方が合格に近道となります。

下記の私のプロフィール欄にあるURL先の添削サービスでは、小論文やエントリーシートの添削を通じ合格可能性の高い答案作成が可能なのと、今後の試験対策のために有益な情報もゲットすることができます。ぜひ検討してみてください。

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