公務員講師をしていると、面接後の方から
「面接で難しい質問にうまく答えられなかった。」
「緊張で声が震えた。」
「圧迫面接だった。」
という感想を聞くことがあります。
上記のような場合でも十分受かっている可能性はあります!
なぜ面接ボロボロでも受かったのか、その理由を公務員試験講師歴五年合格実績多数の筆者が解説します。

また、面接で苦しい場面での実用的なリカバリー方法もお伝えします。
これを読んで実践すれば面接がボロボロだったとしても合格する可能性が上がりますので、ぜひ気になる項目だけでも読んでくださいね!
ボロボロでも受かった理由その1
「面接官とアイコンタクトがとれている」
面接官は受験者の話す内容だけでなく、話し方や表情(いわゆる非言語コミュニケーション)も見ています。
非言語コミュニケーションのなかで大切なのは「アイコンタクト」であり、面接官もよくアイコンタクトを見ています。
面接官の目をずっと見る必要はありませんが、質問に回答している間は適宜見るなどして、自分が話している最中にアイコンタクトがとれると面接官からの印象がよくなります。
目を見るのは緊張するという場合は、目と目の間を見るのがおすすめです。
これなら目を直接見なくて良いので面接でも取り入れやすいです。
ボロボロでも受かった理由その2
「回答が具体的」

参考書でよく見るような一般的な模範解答のコピペを面接で回答すると、面接官に一発でばれます。
パーフェクトな回答ができなくても、自分の言葉で個別具体的に回答できれば十分合格します。
個別具体的な回答、というのは自分の経験に基づいた、エピソードに裏付けされた回答、を言います。
エピソードに裏付けされた回答ができれば多少ミスしても説得力があるため、合格しやすいです。
ボロボロでも受かった理由その3
「面接序盤の印象が良く、良い印象で逃げ切れた」

面接では最初に名前と受験番号を聞かれますが、その場面で笑顔でハキハキと話して面接官に良い印象を植え付けることに成功した場合や、面接序盤で志望動機を話したときに志望動機がしっかりと固まっていたため面接官に良い印象を与えることに成功した場合があげられます。
面接官が受ける印象として最初の印象が最後まで続く傾向があります。
そのため、最初の印象が良ければ最後のほうで上手く答えられなかったとしても、逃げ切りで合格する可能性が十分あります。
ボロボロでも受かった理由その4
「回答が面接官の質問内容とずれてない」

受験生のなかには緊張や覚えた原稿を話すことに夢中で、面接官が質問したこととズレた回答をする受験生が一定数います。
例えば、長所を聞かれているのに自己PRを話してしまうケースがあります。
このように面接官が質問したこととズレた回答をする他の受験生は落ちる傾向にあるので、面接官の質問にズレた回答さえしなければ相対的に合格する可能性がアップします。
ボロボロでも受かった理由その5
「受験者全員が圧迫面接だった」
面接で自分が圧迫面接を受けると、自分だけが圧迫面接を受けたと感じる方が多いです。
しかし、圧迫面接というのは面接官側があらかじめ決めて意図的にやっているので、受験者と話す前から決まっています。
あらかじめ決めてやっていることなので、受験生の顔を見る前から受験生ごとに対応を分けることはしないし、できないと思われます。
そのため、その日に受けた受験生全員が同じ圧迫面接を受けている可能性が高いです。
なので、自分が圧迫面接を受けて上手く受け答えができなかったとしても、他の受験生も同じであるため、落ち込む必要は全くありません。
面接リカバリー方法1
「わからなければ素直に伝える」

伝え方には注意が必要です。
わからないからといって「わかりません」と言うだけでは面接官の印象は悪くなってしまいます。
例えば面接官からその市役所の市政について細かい質問をされたときに、面接官は市政の中にいる人なので細かいところまで知識があるため、受験生があらかじめ調べてきた知識では答えられない可能性があります。
その際に「~というところまでは存じ上げておりますが、それ以上はわかりません。勉強不足で申し訳ございません。」という感じのことを答えられれば十分です。
面接リカバリー方法2
「再度聞き直す」
面接官の質問が長かったり、何を具体的に答えてほしいのか良くわからない質問をされるケースがあります。
その場合は、何となくで答えるのではなく、聞き直しましょう。
「今のご質問は~ということでしょうか」と聞き直すと、面接官側も具体的に質問してくれるケースもあるため、一度までなら聞き直したほうが良いでしょう。
まとめ
以上面接がボロボロでも合格するケースを紹介しました。このようにボロボロでも十分合格しますので、面接途中でミスしても最後まで諦めずに粘って回答し続けることが重要です。
圧迫面接であっても全然合格しますので、万が一圧迫面接に当たったとしてもそのような心づもりで行きましょう。
他の記事では超具体的な面接対策を紹介していますので、よかったら他の記事も読んで合格率をアップさせましょう!

著者 元国家公務員mihir0
【経歴】
某旧帝大教育学部卒業後、地方公務員として市役所にて福祉関係の部署で勤務。その後国家公務員試験に合格し、総務課(局長の秘書業務)、人事担当の部署での勤務経験があります。地方・国家合わせて公務員歴は約10年。
現在は退職し、法律関係の仕事をしながら公務員試験プロ講師として稼働中。
公務員試験小論文・ES等の添削歴は5年以上、累計700件以上の販売実績があり、サービス利用者の方から、毎年多数の合格報告をいただいています。
[プロフィール詳細・顧客評価等はこちら↓]
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