【国税専門官 採用面接】面接で聞かれたリスト公開

公務員試験

「面接で実際に聞かれた質問リスト&回答」も公開!

 学力試験である一次試験を通過すると、二次試験(面接試験)があります。

 この面接試験は人事院主催で行われる人事院面接と呼ばれるものがあり、それに合格すると採用面接(国税庁で行うもの)があります。

 今回は国税庁で行う採用面接について解説します。

「採用面接対策って具体的に何をすれば良いの?」

「採用面接って何が聞かれるの」

と思っている方のために、

具体的な面接対策や採用面接を受けた方にヒアリングして作成した「実際に聞かれた質問リスト&回答」を大公開します。

 筆者は国家公務員として人事における勤務経験がありますが、受験生時代には国税専門官の採用面接まで行って、内定をゲットした経験があります。(国家一般職が第一志望だったため、国税専門官は内定辞退しました。)

 現在は退職し、公務員を目指す方向けの面接カード、小論文の添削講師として稼働しています。

 今回は私自身や、私の過去の生徒さんがやってみて効果があった対策、及び、人事経験よりこれはやったほうが合格率が上がる対策を紹介しますので、面接対策に活かして合格率アップにつなげましょう!

①採用面接の実態

①-1当たり部屋とハズレ部屋がある

 

 複数の受験生の話をまとめると、面接官は各部屋に3人ずつ配置されています。

 都心部の国税庁の面接になると採用予定数も受験者数も多いためか、2025年は、とある都心部国税庁の面接部屋は全10部屋だったそうです。

 部屋ごとに面接官が違うため、どうしても当たり部屋(面接官が和やかな部屋)とハズレ部屋(面接官が厳しい部屋)が発生してしまいます。

私の生徒さんの話だと、一人は当たり部屋だったため終始和やかに進んだが、もう一人はハズレ部屋だったらしく圧迫のような質問が多かった、と言っていました。

部屋は選べないのでどうしようもないですが、上記の生徒さんが両方最終合格したことを踏まえると、当たり部屋でもハズレ部屋でも合格率に差は無さそうなので、万が一ハズレ部屋になったとしてもめげずに頑張って答えれば全然合格しますので、安心して面接に臨みましょう。

①-2 面接時間は約15分

 面接では、受験者が多数いるため一人当たりの面接時間は15分と短めです。

 国家一般職の官庁訪問の面接だと面接が盛り上がったりすると面接時間が延長することがありますが、国税専門官の採用面接では受験者が多くタイムスケジュールがタイトであるため延長することはよっぽどありません。

①-3 適性検査は手を抜かない

 人事院面接時もしくは、採用面接の前に適性検査を受けさせられることが多いです。

 質問の内容はYG検査に似ていますが、答え方が「はい」「いいえ」の二択のみの試験で15分で100問の質問に答えるものです。                                                                                                                                                                                                          

 質問の内容は「生きていたくないと思ったことがある。」「くよくよすることがある。」「自分は楽観的なほうだ」などで、性格面だけでなく、ストレス耐性も見ていると思われます。

 この適性検査は点数化されたり、直接合否にかかわるものではないという説明を受けますが、面接時の参考にされるためあまりにも極端な結果だと合否や採用にかかわると思われます。                                                                                                                   

 同じような質問が15問から20問おきに出てくるので前のほうで答えた回答と後の質問で答えた回答に矛盾があると、検査の結果に悪影響を及ぼす可能性が高いです。

 そのため、回答に一貫性を持たせることを意識して回答すると良いでしょう。                                                                                                                                                                                                                                                                                       

②対策1 面接カード作成のコツ

②-1 説明会に参加すべし

これまでの受験生の体験談より、志望動機は深堀される可能性が高いので、

  • ①税務署ではどのような部署があるのか、
  • ②どの部署でどのような仕事がしたいのか

は少なくとも答えられるようにしておく必要があります。

 これらについては国税専門官の採用パンフレットに部署名一覧と、それぞれの部署がどんな仕事をしているのかが載っているのでそちらを参考に考えると良いでしょう。

 一番のお勧めは、面接前に開催されている採用説明会に参加することです。

 説明会では、それぞれの部署がどんな仕事をしているのかについて国税職員が分かりやすく説明してくれますし、若手職員との座談会もあったりするので、国税で働くイメージが湧きやすくなります。

 たとえ、国税専門官が第一志望でなかったとしても、自分が国税で働くイメージを持たずに面接に臨んでしまうと、第一志望でないことが面接官にばれてしまい内定から遠ざかってしまいます。

 面接でご自身が苦労しないためにも、説明会に参加したり、採用パンフレットを熟読するなど自分が国税で働くイメージをつかんでおきましょう。

 深堀されたときのために「自分の強みやスキルをどのような仕事で、どのように活かすか」まで回答を考えておくと完璧でしょう。

②-2 言いたいことはすべて書かない

 採用面接の面接カードは枠が狭いので、志望動機や自己PRなどは言いたいことがすべて書けないケースが多いと思います。

 結論から言うと、言いたいことはすべて書かなくてOKです。ただし、概要は分かるようにキーワードをちりばめておくなどの工夫は必要です。

 面接官は面接で受験者とコミュニケーションがしたいので、コミュニケーションをさせてあげる必要があります。

 面接でのコミュニケーションとは、受験者が面接官からの質問に答え、話の続きを質問され、それに答え、の繰り返しを言います。

 面接での会話のキャッチボールとなり、コミュニケーションとなります。

 そのため、面接カードでは、あえて肝心なところ(留学したエピソードなら、なぜその国に留学しようと思ったのかなど目的)をぼかしたり、あえて書かないなど面接官が質問する余地を残してあげるのが賢明です。

 志望動機であれば、働きたい部署名と、その部署でどのような仕事がしたいのかを簡潔に書く程度で十分です。

 「自分の強みやスキルをどのような仕事で、どのように活かすか」についてはあえて書かずに、志望動機や自己PRを深堀されたときのためにとっておいて、深堀されたら答えるようにしましょう。

③対策2 面接では一度に沢山話さない

 面接官が評価時に見ているポイントの一つとして「聞かれたことに簡潔に答えられているかどうか」があります。

 面接官からの質問に対し、1分を超えて話してしまうと面接官から「話が長い」と思われます。

 面接官から「話が長い」と思われると「聞かれたことに簡潔に答えられているかどうか」の評価が低くなり、合格から遠ざかってしまいます。

 そのため、面接官からの質問は基本は30秒以内、長くても1分以内で回答するようにしましょう。

 

④対策3 「採用面接で実際に聞かれた質問リスト」を活用する

おまたせしました!

「採用面接で実際に聞かれた質問リスト」を公開します。

 内定された方で、既卒職歴あり(2年)の方が採用面接で実際に聞かれた質問をまとめたものです。

 面接時間が15分と短いので質問数は10問弱となっています。

実際に聞かれた質問

①働きながら勉強は大変でしたか

②志望動機                                                                                              

③なんで現職に入ったのか

④ストレス解消法

⑤併願状況

⑥専門性のある仕事に興味があるのになぜ○市(政令指定都市)を受けてるのか

⑦留学はどこへ行きましたか

⑧人生の中で成長したとおもう出来事は

⑨現職の接客業でいやな思いしたのに国税の窓口をやりたい理由は

⑩最後に言いたいことがあればどうぞ                                                                                                                 

④-1 実際に聞かれた質問に対する合格者の回答

①働きながら勉強は大変でしたか

 これはアイスブレイクの質問のため緊張せず「大変でしたが、国税専門官のHPやパンフレットを見てモチベーションを高めて頑張りました」と答えました。

②志望動機

 「現職の接客業で身に着けたスキルを活かして平等公平な社会の実現に貢献したい」と答えました。

③なんで現職に入ったのか

「学生時代に様々なアルバイトをして接客業に魅力を感じたから」と答えました。

④ストレス解消法

「趣味である○○をすることです」と答えました。

⑤併願状況

国家一般職を受けていたことはあえて言わずに、○市(政令指定都市)を受けていると答えました。

受験者側からすると併願状況について素直に答えると面接で面倒なため、あえて言わない作戦があることは面接官側からすると分かりきっているそうで、国税専門官の説明会では「面接で併願状況を聞きますが、たまに国税専願(受けている併願先はない)と答える方がいます。公務員志望の方の就活状況でそのようなことはありえないと思っていますので、併願状況は素直に書いてください」と全員に周知をしていました。

 そのため、国税専願(受けている併願先はない)と回答することは無いにしても、すべて併願先を正直に書いてしまうと自分が面接で苦労します。

例えば併願先で国家一般職と書くと志望官庁を必ず聞かれますが、そこで税関と答えると、「あなたのやりたい仕事は国税専門官でなくてもできますよね」と言われてしまいます。

そのため国家一般職と併願している方は、「地方上級と併願している」と答えるのが無難かと思います。

⑥なぜ○市(政令指定都市)を受けてるのか

 これは⑤とセットの質問かと思います。「市役所は窓口業務が多いため現職の接客経験を活かせそうだと思ったから」と答えました。

⑦留学はどこへ行きましたか

 これは自己PRで留学したことは書いたのですが、行き先や目的をあえてぼかして書いたため、こちらの狙い通り面接で聞いてくれました。

⑧人生の中で成長したとおもう出来事は

 現職での経験を答えました。社会人の方であればこの質問は答えやすいと思います。

⑨現職の接客業でいやな思いしたのに国税の窓口をやりたい理由は

 「接客業でいやな思いをしたからといって接客が嫌いになるわけではない。これまで多くのお客様の役にたち感謝されたりした経験のほうが圧倒的に多く、自身の適性的にも接客が向いていると思うため」と答えました。

⑩最後に言いたいことがあればどうぞ          

 逆質問「税務署で活躍している方の特徴を教えてください」を聞きました。

⑤第三者の力を借りるのも有効

 自分一人では、面接カードが上手く書けないという方は、プロによる面接カードやエントリーシートの添削を通じて、事前に土俵をしっかりと築くのが効果的です。

 面接対策を進めるうちに、自分が作った想定質問(特に深堀質問)や想定解答が正しいのかどうか、など悩みのタネが続々と出てくる場合もあります。

 もし悩んだら、精神的な面やタイパの面からも、悩み続けるより、合格実績のあるプロの力を借りることをおススメします。

 特に、面接カードの出来不出来は、面接の合否に直結するため、面接カードだけでも、プロの添削を受けたほうが、合格に確実に近づきます。

 下記プロフィール欄にあるURL先では、小論文やエントリーシートの添削を通じ合格可能性の高い答案作成を行っています。ぜひ検討してみてください。

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